ソムリエが伝授「鍋×ワイン」おいしい組み合わせ方
人生を変えるワイン学 第32回
◆メインの食材の色とワインの色を合わせる
鍋にはメインの食材があります。その食材の色とワインの色を合わせていきましょう。
● 白身魚・鶏肉・ホタテ→白ワイン
● 豚肉・サーモン・エビ→ロゼワイン
● 牛肉・ラム肉・しし肉・赤身魚→赤ワイン
◆鍋の風味と似た要素を持つワインを合わせる
スープや食材など鍋全体の風味と似ている要素を持つワインを選びましょう。
例えば、トマト鍋にはトマトの酸味を合わせて酸味のあるワインを合わせます。キムチ鍋、チゲ鍋など香辛料が効いている鍋には、スパイシーなワインを合わせます。
では、具体的にどんな鍋にはどんなワインが合うのか、分かりやすく鍋の風味ごとに合うブドウ品種をご紹介します。
~クリーミー、酸~
● 水炊き・おでん・みぞれ鍋・ちゃんこ鍋・・・・すっきりしたシャルドネ(白ワイン)
● 豆乳鍋・チーズ鍋・あんこう鍋・もつ鍋・・・ コクのあるシャルドネ(白ワイン)
~ハーブの香り、香草、レモンの香り~
● トムヤムクン鍋・タイスキなどのエスニック鍋(パクチー、レモン、ナンプラーなど使った鍋)・・・ソーヴィニヨン・ブラン(白ワイン)
~ミネラル~
● 海鮮鍋・カニ鍋・ふぐ鍋・・・リースリング(白ワイン)
~土の香り~
● すき焼き・牡蠣味噌鍋・・・メルロー(赤ワイン)
~獣や野生的な香り~
● 鴨鍋・ぼたん鍋・・・ピノ・ノワール(赤ワイン)
~スパイシー~
● カレー鍋・キムチ鍋・チゲ鍋・火鍋・・・ゲヴュルツトラミネール(白ワイン)、シラー(赤ワイン)、テンプラニーリョ(赤ワイン)